case 01
釣りギアブランド
サイト改善のご提案
「すでにあるサイトを改善したい」という曖昧なご要望を想定して作成したサンプルです。現状の状況と改善ポイントをまとめた上で、サイトの改善案をご提案しています。
実際の聞き取りは行っていません。ブランド名は伏せています(素材は使用の許諾をいただいています)。
01
要件定義
ご要望は「サイトを新しくしたい」。これをそのまま「見た目を新しくする」とは受け取らず、このサイトが何のためにあるかを先に置きました。
いちばん意識したこと
本当の課題は「古く見えること」ではなく、買いたい人が買い逃していること。目的を「予約販売の取りこぼしをゼロにする」に置き、見た目の刷新は手段にしました。
- サイトの目的 1. 予約販売の取りこぼしをゼロにする 2. ブランドの思想と人物を知ってもらう
- ペルソナ 既存のファン(30〜50代)=新作・予約情報を確実に受け取りたい/これから始める人(20〜30代)=次に覚える釣り方と道具を知りたい
- 最終CTA 予約・購入(サブ:釣り方の解説を読む)
- いま起きていること 予約・新作の情報がブログ・SNS・サイトに分散/トップが商品カテゴリの羅列で思想と人物が伝わらない/釣り方の解説が時系列ブログに埋もれている/画像97枚でスマートフォンの表示が重い
- 調べたこと 競合4社は「機能・性能」一色で世界観を打ち出す会社が無い/卸取引があるので「オンライン限定」とは書かない/不安がいちばん大きいのは「買うかどうか迷っている段階」/現状の実測:表示まで7.2秒・4,075KB
02
設計
特にこだわったところ
予約・入荷情報を1か所に集め、トップの主役を商品一覧から「思想と人物」に変える。競合が機能一色だったので、ここが唯一の差別化軸になります。
決めたこと
- 予約・入荷情報を1か所に集める導線
- 開発の背景と人物を伝えるページ
- 釣り方の解説を、資産として残る形へ組み直す
- スマートフォンで軽く表示される作り
見送ったこと(理由つき)
- 「オンライン限定」を打ち出す見せ方(卸取引の事実と矛盾する)
- 全ページを一度に作り直すこと(段階を切る)
- 競合と同じ機能・性能一色の見せ方
- サイトマップ比較 いまの構成と作り直したあとの構成を並置。どのページがどこへ移り、なくすページはどれかを1枚で
- ワイヤーフレーム トップページ。不安がいちばん大きい段階に情報を厚く置く
03
提案
いちばん意識したこと
1案だけ出さず、選んで判断できる形にする。1案だと「やるか、やらないか」の判断になってしまうためです。
- 提案パッケージ 予算に合わせて3段階(整える案/主要ページ案/全体案)+それぞれの期間
- 優先度 やることすべてに「今すぐ/次の段階/将来」のラベル。予算が足りなくても順番どおり着手できる
- 目標の表 「どこまで良くなったら成功か」を7行の数値目標に。いまの値と目標値を並べ、後から測り直せる
- 見積 規模の違う3案を並べ、段階を切って選べる形に
この事例で作った資料(ブランド名は伏せています)
04
検証
特にこだわったところ
提案した作り方でトップページを試作し、どこまで良くなるかを実際に測る。数字で示せる提案にするためです。
表示にかかる時間
7.2 → 2.9 秒
試作での実測
1回開くと受け取る量
4,075 → 1,546 KB
62%減
読みやすさの点数
88 → 100 点
満点
表示中のガタつき
0.094 → 0.010
ほぼ無くなった
表示にかかる時間はサーバー環境によって変わるため参考値です。
05
AIとの分担
自分が決めたこと
- サイトの目的の順番(売上を1番に置く判断)
- 「オンライン限定」と書かない、という事実確認にもとづく判断
- どの数字を目標に置くか。出てきた原稿を採るか採らないか
AIに任せたこと
- 競合サイトの読み込みと比較表への整理
- 資料のHTML実装
- 数値・表記・リンクの機械チェック